今回の修理はライトバリュー表示が特徴的なローライフレックス2.8Dです。
全体的な分解清掃と調整修理となりました。
初期点検の段階でシャッターの動作不良がみられましたので分解して調整していきます。
全体的にグリスの劣化があるものの、部品状態は悪くありませんでした。
ただ、スローガバナーの動作が悪く、うまく機能していないようですので外して確認をします。
確認をしてみるとガバナーの動作を制御する星形歯車にかかるアンクルと呼ばれる部品があり、そのアンクルを押さえつけるバネ部品が外れていました。
バネをもとの状態に戻すことにより、修正できました。
今回は全体的な分解清掃と調整修理になりますのでこのほか
ピント調整機構の清掃とグリス交換
巻上げ機構の清掃とグリス交換
レンズ、ファインダー等の光学系清掃をおこないました。
Rolleiflex 2.8D
1955年発売
シャッター:シンクロコンパ― B~1/500
レンズ:プラナー80mm / f2.8
フイルム:ブローニー120タイプ
フォーマット:6×6