指標がずれた千代田光学 スーパーロッコール 5cm / f1.8 のレンズ修理

カメラ修理

CHIYODA KOGAKU SUPER ROKKOR 5cm f1.8
ロッコールの銘がある通り、千代田光学はミノルタの前身企業です。
マウントは直径39mmのスクリューマウント、いわゆるLマウントです。

今回のご依頼品は絞り羽がf1.8とf2の指標位置で変化がないという症状がおきていました。
原因は絞り羽を固定する部品が所定の位置からずれて設置してあったためです。
ずれは1mmほどですが、このわずかな差が不具合をもたらすことがあります。

分解された形跡がありましたので組み込み不良でしょうか。

絞り羽自体にも油が回っていたため分解洗浄をしました。

そしてグリス切れにより、動きの渋くなったヘリコイドは分解洗浄をしてからグリスアップによりスムーズな動きを取り戻しました。

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