「ジャーニーコニカ」の愛称で親しまれたコニカC35。
flashmaticはフラッシュ撮影をより気軽にできるよう初代C35から改良された機種となります。
銘版の下に【flash matic】のタグが付いていますね。
コンパクトながら35mmフィルムフルサイズでの撮影ができます。
ファインダーは二重像を合致させることでピント調整ができるいわゆるレンジファインダーです。
シャッターと絞りは明るさに応じて自動で設定してくれるので巻上げてピントを合わせてシャッターを切ればいいだけのとても使いやすいカメラです。
初めてフィルムカメラを使いたい方にもおすすめです。
注意点として通常撮影時(フラッシュを使用しない時)はAUTOの指標をG.N.の14m/45ftに合わせておきましょう。
別のG.N.に合わせてしまうとピントリングが途中までしか動きません。
今回の修理は特に動作上不具合個所は無かったのですが、全体的な点検整備のご希望でした。
インスタの画像は奥からボディ本体、シャッターと露出計ユニット、前板とレンズユニットになります。
外観上は綺麗ですが開けてみると結構汚れがたまっていたりします。
また内部には一部モルトを使用している箇所があり、大抵は劣化してボロボロになっています。
これらをきれいに清掃してモルトも交換。ファインダー清掃やレンズ清掃、調整をします。
ヘリコイドなど摺動部も清掃、グリスアップをしていきます。
Konica
C35 flash matic
シャッター:コパルBマット
シャッタースピード:1/30秒~1/650秒
レンズ:Hexanon 38mm/f2.8
ファインダ:二重像合致式、採光式ブライトフレーム
フィルム/フォーマット:135タイプ/フルサイズ