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流氷の見える丘

凍った道を歩く。靴と撮影【流氷の見える丘9】

札幌の方では例年以上に積もっているというのに、オホーツク地方では降っては溶け、降っては溶けを繰り返し、とうとう根雪にならず12月を迎えそうだ。昼間溶けた雪が日没とともに凍りだし、スケートリンクのような道路が出来上がる恐怖の季節は、毎年憂鬱で...
流氷の見える丘

道東の閑散期。悩む服装【流氷の見える丘8】

10月半ば、季節外れの台風に便乗して初雪がやってきた。積もるまではまだもう少しかかりそうだけど、街のあちこちでスタッドレスタイヤに履き替える光景を目にすると、また冬が来るんだなと気持ちがすっと切り替わる。道東の10月、11月は観光地的に言う...
流氷の見える丘

北海道は中判で【流氷の見える丘7】

北海道の短い夏はあっという間に過ぎ去り、9月になるとあっけないほど簡単に寒くなっていく。朝晩の冷え込みも1桁になるので、簡単な暖房を入れ始めました。四季がとてもはっきりしているため、ぼやっとしていたらあっという間に季節に置いていかれる。日々...
ニコン

ニコン Wニッコール・C 3.5cm/f3.5 のレンズ修理

Lマウントのニッコールレンズです。ニコンでは独自にSマウント規格を採用していましたが、Lマウント採用のニッカにも供給していました。ご依頼品は絞り羽根に回った油の洗浄です。このレンズ分解していくと、とある箇所にものすごく小さなイモネジを使用し...
流氷の見える丘

お盆と道東。新しいカメラ【流氷の見える丘6】

8月に入りオホーツクにも観光最盛期がやってきた。網走の道の駅は連日車中泊の車がぎっしりで、日中は道外ナンバーも多く非常に賑わっている。お盆シーズンには家族連れ、バイカー、自転車旅人、外国からの旅行者などが一斉に知床を目指して遡上します。僕も...
ツァイス・イコン

薄い貼革。イコフレックスのカメラ修理

ツァイス・イコンの2眼レフカメラ、イコフレックスです。今回は全体的な点検、清掃調整修理になります。2眼レフカメラは構造上、貼り革を剥がしてからの修理となります。このカメラの大変なところはその貼り革がとっても薄いことです。剥がすのにとても神経...
流氷の見える丘

知床のヒグマ。撮影の心得【流氷の見える丘5】

日本各地でクマによる事故が多発しており、ここ網走周辺にもヒグマの目撃情報が日々流れてくる。最近では黄色に色づいた小麦畑の中を疾走するヒグマの動画(家から10km以内の場所)がTwitter上に流れてきてビビっている。普段生活しているに分には...
カメラ修理のはなし

たまに旋盤 カメラの修理

普段はあまり旋盤を使うことはないのですが、チョットした部品を作ったり、治具を作ったりするためにたまーに使うこともあります。今回はライカ・ズミクロンの後玉カニ目ねじを外す工具を作りました。カニ目の位置がレンズと鏡胴の間にあり、その隙間がわずか...
流氷の見える丘

不安定な6月。真っ白な知床岬【流氷の見える丘4】

北海道には梅雨が無い、というのはウソな気がする。雪が溶けて春になったかと思い安心できるのは大間違い。6月はとことん天気が安定しないのだ。最高気温30度近い次の日に、5度くらいになりストーブを焚く日もある。雨もよく降る。観光客の人がブルブル震...
カメラ修理のはなし

貼り革がボロボロです。エルモフレックスの修理

エルモ社の二眼レフカメラエルモフレックスです。全体的な整備でお預りしました。見た目はきれいなのですが、貼り革が硬化、ボディと癒着していました。こうなるときれいに剥がすことは困難であり、また、二眼レフの構造上、剥がさなくては修理ができないため...
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