ローライコード5型の修理です。
前にも紹介しましたが、このご依頼品もシャッターが開いたままです。
この状態で下手に動かすとシャッター羽根やそのほかの場所に不具合がでたりしますのでこのままの状態でばらすことにします。
シャッターが開いたままになる原因はいくつかありますが、大抵はシャッター羽根に流れ込んだ油が油膜となって動きを鈍くさせています。
今回はシャッター羽根自体はそこまでひどくなかったのですが、シャッター羽根を動作させるリング状の部品の動きが鈍くなっていました。
劣化したグリスと汚れなどが混ざってしまいそれが固まってしまう動きが悪くなります。
洗浄することにより動作が改善しました。
レンズ:クセナー75mm / f3.5
シャッター:シンクロコンパー
使用フイルム:ブローニー120タイプ