リコーフレックスモデル7のカメラ修理

カメラ修理

今回の修理は2眼レフブームの火付け役、リコーフレックス。
その中でもモデル7というタイプです。
リコーフレックスは数多くのタイプが販売されていますが、とくにこのモデル7はバージョンも多いようです。
このお預り品はリケンシャッターを搭載した機種となります。

シャッターは潔くB(バルブ)と1/25秒、1/50秒、1/100秒と4段階しかありません。
日中の撮影であれば必要最低限なシャッタースピードですのであとは絞りでコントロールしましょう。

さて、このリコーフレックスは前面に特徴なギヤ部品が付いています。
このギヤはビューレンズ(上部・見る方のレンズ)とテイクレンズ(下部・撮影用レンズ)と繋がっていて回転させる事により前玉を前後させることができます。

つまり、この前後動作により焦点距離を変化させて被写体とのピントを得ることができるのです。
この機構により本体部分に複雑な操出し機構を組み込む必要がなくなり、大幅に部品点数を減らすことができました。

当時、高価だった二眼レフカメラでしたがリコーフレックスは安価に製造販売することができ二眼レフカメラブームへとつながるのでした。

今回の修理はこのギア部品の動きが鈍いため分解清掃とグリスアップを行います。

インスタの画像はギア部品とレンズユニットになりますが、この動作不良の原因となる劣化したグリスがうっすらと見えます。
ピントリングの不動はリコーフレックスではよくある症状でこの劣化したグリスが固まってしまい接着剤のようになってしまうことで発症してしまいます。

こうなってしまうと外すのが大変で少しずつグリスを除去しながら緩めていきます。
外したヘリコイドの溝にもこびりついているのでこれらも丁寧に除去します。

今回はヘリコイドの洗浄と再グリスアップにより機能は回復することができました。

スムーズな動きは気持ちがいいですね!

 

ricoh
richoflex-model7
シャッター:RikenShutter
シャッタースピード:B、1/25、1/50、1/100
レンズ:Ricoh viewer 8cm / f3.5
フィルム:ブローニー120タイプ