カメラ修理のはなし

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ガチガチなピントリング。リコーオートハーフSLのカメラ修理

リコーオートハーフはゼンマイの動力により、自動でフィルムが巻き上げられます。そのため、巻き上げレバーもなく、毎回巻き上げ操作をする必要がありません。シャッターを切るだけで撮影が可能(ゼンマイが緩んできたらボディ下部にあるノブでチャージします...
カメラ修理のはなし

指標がずれた千代田光学 スーパーロッコール 5cm / f1.8 のレンズ修理

CHIYODA KOGAKU SUPER ROKKOR 5cm f1.8ロッコールの銘がある通り、千代田光学はミノルタの前身企業です。マウントは直径39mmのスクリューマウント、いわゆるLマウントです。今回のご依頼品は絞り羽がf1.8とf2...
カメラ修理のはなし

カールツァイスイエナ フレクトゴン 35mm / f2.8の修理

今回の修理はカールツァイスイエナ、フレクトゴン35mm / f2.8 M42マウントです。全体的な分解清掃調整修理となります。絞り羽根は9枚です。これを一枚ずつ丁寧に清掃します。前玉2枚目のレンズです。レンズ全体的にクモリが発生していました...
フランケ&ハイデッケ(ローライ)

ローライフレックス2.8Dの修理

今回の修理はライトバリュー表示が特徴的なローライフレックス2.8Dです。全体的な分解清掃と調整修理となりました。初期点検の段階でシャッターの動作不良がみられましたので分解して調整していきます。全体的にグリスの劣化があるものの、部品状態は悪く...
コダック

コダック メダリスト2(kodak medalist2)のカメラ修理

コダックの中判カメラ、メダリスト2の修理です。620フイルムというちょっと特殊なロールフイルムを使うカメラですね。金属質でずんぐりがっしりとしたフォルムです。レンズを繰り出すとヘリコイドがむき出しになる構造です。今回はシャッター粘りが出てい...
Tips

目立たないけどとっても重要なモルトプレーンの役割と劣化について

モルトプレーンとはモルトプレーン(以下、モルト)とはカメラのフイルム室の光線漏れ防止材やミラー受けの緩衝材として使用されているスポンジ状の素材です。ほとんどが黒い色をしていますがたまにグレーのものも見かけます。当店では厚さ1.0mm~3.0...
カメラ修理のはなし

巻上げ不良です。コニカFSのカメラ修理

1960年に発売されたコニカFシリーズの一眼レフカメラ、コニカFSです。コニカFの廉価版として販売されました。ちなみにコニカFは輸出用として製造されたそうで総数が少なく、コレクション対象となっているようですね。シャッターはフォーカルプレーン...
マミヤ

シャッター不良です。マミヤシックスのカメラ修理

今回はマミヤシックスの修理です。マミヤシックスは1940年(昭和15年)に1型が販売されましたが今回の修理は1956年(昭和31年)に販売された最後期の機種K2型になります。当時、大変な人気を得たスプリングカメラです。レンズはセコール.S ...
カメラ修理のはなし

シャッターが閉じません。ローライコード5のカメラ修理

ローライコード5型の修理です。前にも紹介しましたが、このご依頼品もシャッターが開いたままです。この状態で下手に動かすとシャッター羽根やそのほかの場所に不具合がでたりしますのでこのままの状態でばらすことにします。シャッターが開いたままになる原...
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シャッター幕交換。イハゲーExaktaのカメラ修理

ドイツのメーカーIhagee(イハゲー)社が製造したカメラです。今回紹介するカメラは127フイルムを使用する初期の機種です。このカメラの特徴は左手側に操作系統があることです。つまり、左手の親指で巻上げ、左手の人差し指でレリーズをします。なぜ...
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